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池の鯉

公園の池にかかる木道の上に立ち、集まってくる鯉を眺めていた。 日が少し落ちてきた16時半、斜めにさす日が背中によくあたって暖かい。

鯉達は餌をもらい慣れているのか、ただ立っているだけで足元にどんどん集まってくる。背広だけ水面から出して、水面を静かに揺らしながらゆらゆらと寄ってくる姿にチープなサメ映画が脳裏に浮かんだ。


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