top of page

芝生エリア

近所の公園の芝生エリアが立ち入り禁止になった。

「芝生養生の為」とフダがかかっているが、休日や天気の良い日は大勢の人がひしめき合いテントやレジャーシートでギュウギュウにいたので、密回避のためなのかもしれない。

とにかく人間は芝生のエリアには入れないのだが、その代わり鳥たちが芝生上でのびのびとしている姿を見られるようになった。鳥たちは人に邪魔されないことをしっかり分かっているようで、地面に溶けたような不思議な形になって日向ぼっこする鳩や、戯れあうように動き回るムクドリなど、普段なかなか見ない姿を見せてくれ、思わず足を止めて観察してしまう。ずっと見ていても飽きない、ぎゅうぎゅうの人の風景よりもずっと気持ち良い。

この辺りは人に対して自由なエリアが少ないのが問題なのもよく分かる。もっと芝生エリアが増えて大きな公園ができて、人がぎゅうぎゅうにならなくても芝生の上でのんびりできるような場所が増えて欲しい。人が嫌なんじゃなくて、ぎゅうぎゅうの人が嫌なんだ。人が広い芝生の上で溶けたみたいに地面に寝転んでいたら、なんだか良いなーと思う、と思う。

最新記事

すべて表示

ワクチンの福反応で昨日は一日倒れていた。 頭が痛く熱も上がり関節も痛い。看護系の友人にはワンデーインフルエンザと言われた。確かに症状としてはそんな感じだった。とにかくしんどいのでずっと横になり、気を失うように寝ては起きてを繰り返し時間が過ぎるのを待っていた。 今日は熱も下がり幾分マシになったが、まだ頭が痛くだるい。咳をすると頭に響いてしんどい。図書館で大量に借りた本たちも読みたいし、ウェブサイトも

大船渡へと向かってバスに揺られている。 三年ぶりの、大船渡だ。 新幹線はやぶさを降りるとモワッと夏の暑さが体を覆う。東北だから少しは涼しいのかと勝手に想像していたが、暑さはやっぱり天気予報通りで、どこもそんなに変わらないようだ。 今回は大船渡出身のピアニスト、桑原裕子さんが主催するコンサートの大船渡公演に、ダンスで出演する。三年前は参加人数が少なかったので車で行ったのだが、今回は弦楽団がいて大所帯

色々と喋っている中の話の流れで「生きる意味」といった話題になった。 生きる意味、そんなものはなくても、ここにいられることが重要だと思った。 理由がなくてはここにいられない、というのはなんだか寂しいし、悔しい。排除される理由なんてない。 まずはここにいる。そこから始める。 そういうことを、わたしはダンスでやってきたんだと気づく。

bottom of page