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執筆者の写真水越朋/Tomo Mizukoshi

痛みの記憶

右太ももの奥がずっと痛い。 物理的にどの程度の衝撃だったのか忘れてしまったが、精神的に辛い打撃だったので、この痛みがどこから来るものなのかと考えるとメンタルから来ている可能性があり自分の弱さに落ち込む。と同時にそういう痛みが胸やお腹に出るのではなく、足が覚えているのかと冷静に驚く。カラダの記憶って繊細で複雑だ。ただの打撃の残りかもしれないのでなんとも言えないけれども。

とにかくずっと右足が主張してくるので、嫌な場面が頭から消えない。

なので試しに痛みをただの痛みにしてみることにする。 右足を左足で励ましてみると一瞬痛みが消えた。両足で痛みのバランスを取る。両足で取ったバランスを肩甲骨も使って四点で取ってみる。

痛みの面積を広げて散らす。そうやっている間は痛みはただの痛みだ。身体の主張だ。

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