top of page

本とコトバ

コロナの影響をバッチリ受けて仕事が減ったり無くなったり、思わぬ話が入ってきたりもしたけれど最近は時間がたっぷりあるので、本を読む時間が増えた。

去年の秋に引っ越しをし、駅の向こう側にある大きな中央図書館に行き、貸し出しカードを作った。 ひとり暮らしを始めてから初めて図書館の登録をした。面倒なものなのかと思ったら、手続きはとても簡単であっさりとカードを受け取ることができた。 久々に図書館を利用してみると、ここにある本が全て読み放題なのかと、世界が無限に広がっていくような感覚にワクワクした。

時間がある時の読書のいいところは、そんなに気になっていたわけではないジャンル、たまたま目についた本に手を伸ばしてみることができるところだと思う。

ダンスの本番があると身体のことや作品テーマに関連した本ばかりになってしまいがちだ。もちろんそれだって時間がないとできないし楽しいことだけれど、たまたま出会った本はまた違った楽しさがある。先にはまだまだ知らない世界が広がっているんだと、その気配を感じられるだけでも楽しい。

そして本を読んでいると、自分から言葉が生まれやすくなる。 日々の色々なことを言葉にしたくなるようになる。見たり感じたりしたこと。なにげないこと。

「自分は言葉にするのが下手」という意識がずっとあるから、練習だと思って普段の何気ないことを言葉にしていってみる。出てきたものを読み返すと意外な感じもあり面白い。ちょっと時間が経ってから読んでも面白い。

ということで、その日常のメモが増えてきたので少しブログにこぼしていこうと思う。

最新記事

すべて表示

ワクチンの福反応で昨日は一日倒れていた。 頭が痛く熱も上がり関節も痛い。看護系の友人にはワンデーインフルエンザと言われた。確かに症状としてはそんな感じだった。とにかくしんどいのでずっと横になり、気を失うように寝ては起きてを繰り返し時間が過ぎるのを待っていた。 今日は熱も下がり幾分マシになったが、まだ頭が痛くだるい。咳をすると頭に響いてしんどい。図書館で大量に借りた本たちも読みたいし、ウェブサイトも

大船渡へと向かってバスに揺られている。 三年ぶりの、大船渡だ。 新幹線はやぶさを降りるとモワッと夏の暑さが体を覆う。東北だから少しは涼しいのかと勝手に想像していたが、暑さはやっぱり天気予報通りで、どこもそんなに変わらないようだ。 今回は大船渡出身のピアニスト、桑原裕子さんが主催するコンサートの大船渡公演に、ダンスで出演する。三年前は参加人数が少なかったので車で行ったのだが、今回は弦楽団がいて大所帯

色々と喋っている中の話の流れで「生きる意味」といった話題になった。 生きる意味、そんなものはなくても、ここにいられることが重要だと思った。 理由がなくてはここにいられない、というのはなんだか寂しいし、悔しい。排除される理由なんてない。 まずはここにいる。そこから始める。 そういうことを、わたしはダンスでやってきたんだと気づく。

bottom of page